鮮やかな光に彩られ、漆黒の空に浮かび上がる伽藍と木樹を縫って、いつしか聞こえてくる荘厳な鐘の音・・・。
境内に灯る無数のキャンドルと相まって、それはまさに歴史と光が織りなす一大アートイベント。
2017年12月31日20時~2018年1月1日1時30分、実行委員長の藤田正彦がイベント企画・プロデュースする
5回目の「東別院 初鐘×D-K Live デジタル掛け軸」が開催されました。
古来より大切に受け継がれてきた日本の伝統文化。
なかには継続を危ぶまれているものもあります。
私たちが忘れかけている、和を慈しむ心を絶やすことなく後世に伝えたい。
その思いで5年目を迎えました。
大晦日、子どもたちが家族と一緒にここで感じたことは、大人になっても心のなかに生き続けるでしょう。
- 実行委員長 イベント企画・総合プロデューサー
- 藤田正彦 株式会社テラ 代表取締役
D-K デジタル掛け軸は、デジタルアートの先端を走り続けた長谷川章が辿り着いた、時空を超えた芸術。
アトランダムに組み合わされた百万枚を超えるデジタル映像を、複数のプロジェクターで歴史的建造物や雄大な自然に投射して創り出す幻想的な空間です。それはまさに一期一会のアート。
地球と生物のリズムでゆったり移ろい、見る人が思い思いの情感を心の中に描くことができる、日本が世界に誇る新しい芸術を、是非体感してください。
- アーティスト 長谷川章
- 日本民間放送連盟TVCM部門最優秀賞をはじめACC賞等数々の賞を受賞。大河ドラマ「琉球の風」ほかニュースやスポーツタイトルをはじめ、中国電視台(CCTV)のロゴやtvcmなどを数千本制作。後に東洋人の持つ無常の精神からD-K(デジタル掛け軸)を発明した。現在、人間という生物のリズムを取り戻す新しいアートカテゴリーであるD-K Liveを世界各地でインスタレーションしている。
- 能舞:シテ方宝生流 辰巳満次郎
- シテ方宝生流能楽師。東京都在住。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。50年ほど前より名古屋の舞台に出演、現在は毎月指導や舞台出演に訪れる。能の家に生まれ伝統を重んじつつも、シェークスピア作品などの新作能のほかオペラ能、歌劇などの演出・主演をする。世界の聖地・歴史的建造物・森羅万象に祈りを捧げる源流の芸能としての表現を体現する。2001年、重要無形文化財総合指定の認定を受ける。2011年、2012年に文化庁文化交流使に任命される。
http://manjiro-nohgaku.com/ - 能笛:笛方藤田流 竹市学
- https://www.facebook.com/nohflute
- 書道:書家 渡部裕子
- 名古屋市在住。商業書道から芸術としての書まで幅広く活動。立体物の側面に揮毫し積み上げ、すべての文字を「感」と「景」に戻すインスタレーション=立体書は、海外での発表も多く、2014年よりオーストラリアの美術館に11点収蔵されている。ニューヨークJapanese Arts Selection in the LES, NYC特別賞、パリJAPAN EXPO招聘、オーストラリアoz asia festival単独公演、ART EXPO NEWYORK招聘、南オーストラリア州立美術館11点収蔵、フランスMELCART GALLERY個展、ギリシャArt-Athina2017招聘。アジア創造美術展金賞・アジア共生藝術賞・大賞受賞等。
https://www.hirokowatanabe-sho.com/ - 和太鼓:和太鼓バンド「雲の上」 小林生
- https://www.facebook.com/kumonoue/
名古屋別院の鐘は元禄5(1692)年に鋳造され、戦時中の供出を逃れた歴史的にも貴重な鐘です。高さ177.5センチ、口径108センチで江戸時代の鐘としては市内最大の大きさです。2004年名古屋市教育委員会から名古屋市有形文化財に指定されました。
新しい年の始まりに、鐘をつき、法話に耳を傾け、あらためて仏さまの真実の教えを聞き続ける歩みを始めましょう。
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東日本大震災の被災者を応援するボランティア団体「特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター」が、会場運営や手芸品・ポチ袋・キーホルダーなど応援作品を販売します。
売上の一部は子どもたちに寄付されます。
また、オリジナルの移動式テント劇場で日本全国の空き地をまわって公演を行う「月灯りの移動劇場」が、子どもと一緒に楽しめるパフォーマンスを開催いたしました。
- 山門では、地球平和と家族愛をテーマにしたキャンドルナイト。それ以外にも会場内に多くのロウソクが置かれ、会場内を幻想的に灯します。また、明るい年が迎えられるようにかがり火が並べられ、年越しのひとときには2メートル以上の焚き火を行いました。
D-K デジタル掛け軸が映し出される店内で、お酒や
ソフトドリンクを飲みながらくつろげる空間をご用意いたしました。
和洋様々な食事をご用意。
お酒やソフトドリンクとともにお気軽にお楽しみいただけます。
- 主催
- 真宗大谷派名古屋別院
- 実行委員長 イベント企画・プロデューサー
- 藤田正彦 株式会社テラ 代表取締役/一般社団法人中川運河キャナルアート 理事長
- 協賛(50音順・敬称略)
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- 株式会社TCR
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- 結企画
- 寄付(50音順・敬称略)
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- 長尾幸展
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- 西川正人
- ※他、お名前非掲載でご支援いただいた方もいらっしゃいます