こんにちは。TERACOYAのりーこです!
本日はWeb担当者様向けにサーバー移転についてお話したいと思います。
Webサイトをリニューアルしようとしたら
サーバーが古いのでシステムが入らない、サーバーの容量が小さいのでプランをグレードアップしなければならない、などの問題が出ることは多々あります。
その際に必要となるのがサーバー移転ですが、実際にどのような点を確認すべきなのか?
きちんと理解していないと、サイトを公開したらメールが届かなくなってしまった!といったトラブルが起きるかもしれません。
そこで今回は4つに分けて注意点をご説明したいと思います。
目次
Webとメールのどちらを移転する?
サーバーにはWebサーバーとメールサーバーがあります。
簡単に言うとWebサーバーはWebサイトの情報を持っている場所、
メールサーバーはメールの送受信を行う場所です。
移転の目的によって片方を移転するか、両方を移転するか選択します。
Webサーバーのみを移転する場合
サーバーの経年劣化などで新しいシステムにサーバーが対応していない場合、Webサーバーの移転が必要です。この場合、新サーバーの手続きはWeb制作会社が行ってくれますので、行うことは新サーバーの契約のみになります。しかし、メールサーバーが旧サーバーに残っているので、サーバーの毎月の支払いは2倍になります。
メールサーバーのみを移転する場合
サーバーの容量不足などでメールの送受信ができなくなってしまった場合、メールサーバーの移転を検討するかもしれません。メールサーバーの移転はメールが届かなくなる期間がありますので慎重に行ってください。また、新サーバーでメールアドレスを登録したり、メールを使用している社員にメールソフトの設定を行ってもらう必要があります。Webサーバーのみを移転する場合と同様サーバーの毎月の支払は2倍になりますが、セキュリティやリスク分散のため、Webとは別々で管理する会社も珍しくありません。
両方を移転する場合
どうせなら両方移転、と考える方もいるかもしれません。
労力は2倍かかりますが、毎月の料金は1つのサーバーぶんとなります。
ここで気を付けておきたいのはサイト公開とサーバーの移転を同時に行うのはリスクが高い点です。メールサーバーの移転にはメールが届かなくなる期間があります。サイト公開とサーバー移転とを同時に行うと公開されたサイトを確認する作業と、メールがきちんと届いているか確認する作業が重複し、担当者の方がてんやわんやになってしまいます。
理想はサイト公開の前にサーバー移転を行い、メールサーバーに問題がないことを確認してから、新しいサイトを公開するという流れになります。
ドメインはどうする?
ドメインは簡単に言ってしまうとURLの一部であり、メールの@以降の文字列です。
TERAで言うところの「cdn-tera.co.jp」になります。
最近は少ないですが、サーバーを移転するのであればドメインも別の会社で契約してください、となる場合も稀にあります。
その場合はドメイン移管も必要になりますがこちらはまた別の記事で。
サーバー移転をする場合、「ドメインの向きを変更する」作業が必要になります。
この「ドメインの向きを変更する」ことを「DNS切り替え」と専門用語で言ったりします。
イメージとしては役所に住所変更を申し出るのと同じで、旧サーバーから新サーバーに引っ越しするので今度からメールは新サーバーの方へ届けてくださいと申請する形になります。
こちらも基本的にはWeb制作会社の方にお願いすれば行っていただけると思います。
移転後のサーバーは条件を満たしている?
サーバー移転の目的は様々にありますが、容量やマルチドメインやサブドメインの作成可能数、メールアカウントの作成可能数、自動バックアップの有無などこれまで使用していたサーバーと同等の機能は最低限使用できることを確認すること、はきちんと確認しましょう。
知識に不安がある場合は問い合わせのコールセンターがあるか?設定代行などのサービスがあるか?などサポートに手厚いサーバーを選択するのも手です。
メールが使えなくなる期間がある
これはメールサーバーを移転する場合に限りますが、メールサーバーを移転した場合、メールが届かなくなる時間が発生します。
これは2で説明した「DNS切り替え」に関係しています。
イメージとしては役所に住所変更を申し出るのと同じで、旧サーバーから新サーバーに引っ越しするので今度からメールは新サーバーの方へ届けてくださいと申請する形になります。
とご説明した通り、旧サーバーから新サーバーへ引っ越しした申請を出してから、その反映までに2~72時間かかります。その間は旧サーバーにメールが届いたり、新サーバーにメールが届いたりします。いつ切り替えを行うかの判断と、事前に関係各所への連絡を行うことをお忘れなく。
またメールソフトの設定に問題があってメールが届かない場合もサーバーにはメールが届いているのでサーバーにWebメールシステムがついていれば、自分あてのメールを確認することができます。
以上、サーバー移転をする際に気を付けるべき4つの注意点でした。
今回はサーバー移転の基礎知識に関する内容でしたので、不安な点があれば
Web制作会社の方に問い合わせてみるといいかもしれません。
この記事に
「ええね!」する
名古屋を拠点としたWeb制作会社、株式会社テラ
TERAの優れたコンサルティング、デザイン
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